「狩野新のブラジル日記」第3回!!みなさんお元気ですか、狩野新です。
今回はちょっとマジメに本業のフットサルの話をご報告しましょう。ブラジルで最もハイレベルなリーガ・フットサルを生で見たときの感想をお伝えしようと思います。
実は、少し前の話になるのですが、サンカエターノのホームでマウイー戦を観戦したときには、とくに衝撃を受けました(結果はサンカエターノが2−1で勝利)。
何が衝撃だったかというと、マウイーの選手というのは全体的にパッと見た感じでは、大きさを感じなかったんですよね。僕よりも少し大きいくらいかなって…。王者としてのオーラというのは感じましたが、試合前の練習で選手を見ただけでは、選手の特長はつかみづらいという印象だったんですよね。でも、試合が始まってみれば各選手、一人ひとりに特徴があって、小さな選手には必ずといっていいくらいスピードがありました。ただ、スピードがあるといっても、単純に人が動くスピードではなくて、人の動くスピードというのが、ボール回し、ゲームスピードと連動して速いんです。そこが一番の衝撃でした。
その一方でスピードはさほどなくても、ブラジル代表のピヴォ、ウィリアンのように身体の大きな選手が強いシュートを持っていたように、個人の特長というものがなければ上のレベルではできないなと思いました(もちろん、それはスペインやイタリアなど、他の国のトップリーグでもそうかもしれませんが・・・)。
それに、リーガ・フットサルのなかでも、あまりスピードがないチームというのがなかにはあるんですが、そういったチームでも体の大きな選手が揃っていたり、守備が強くて失点を喰らいにくいチームだったり、というように、個人の特長が光る選手が揃っているのがリーガ・フットサルだと実感しました。
もちろん、サンパウロ市周辺のチームが参加する「メトロポリターノ」という大会にも、個人の特長が光る選手はいます。だけど、リーガに参加しているチームには、全員に特長があるんですね。その衝撃というのはとても大きかったです。それには自分も焦ったというか、まだまだいろんな面で足りない部分があると実感しました。それはサンカエターノというチーム内でも同じです。
たとえば、紅白戦中にドリブルで一人目をかわしても二人目で弾き飛ばされたりすることで、自分はまだまだだと感じました。ただ、サンカエターノに参加してからは、ドリブルをしたといってもスリータッチ以上した記憶がないくらい、いまは早く味方にボールを預けて、そのあとゴールに近いところでもう一度ボールを受けるということを意識してプレーしています。ただこれは、サンカエターノに参加してからというより、リーガ・フットサルを観てから、より心がけるようになったと思います。
実際、ブラジルでもドリブルの上手い選手がずっとドリブルだけをしているわけではないですから、自分もドリブルで相手をかわしシュートというプレーを生かすには、判断のスピードをもっとあげて、いかに得点につなげるかということを考えています。今にして思えば、日本ではゲームのなかで、そのタイミングというのが少し早かったと思うんです。でも、こっちではそういったプレーをフィニッシュのところで出すようにしています。それは周囲のプレーヤーがうまいとか、相手もなかなかかわせないというのもありますが、自分のプレー、特長をどう生かすかっていうのを理解していないといけないんです。つまり、ブラジルの選手は自分のプレーというのをしっかり分かっているんです。
その差が大きいですね。その意味で、僕はまだまだ自分のプレーを分かっていないと思いました。ただ、それを修正していければ、まだまだ成長できると実感しましたし、そのためにブラジルとはとてもいい環境だと思いました。それまでの自分では通用しないということが分かりましたから。ブラジルのフットサルの凄さをまだまだ肌で実感したい、そう感じています。
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