Fリーグ第9節 湘南ベルマーレvsペスカドーラ町田 試合レポート&コメント湘南4ー3町田
得点経過:17分豊島明(湘)1-0、24分沖村リカルド(湘)2-0、25分甲斐修侍(町)2-1、30分荻窪孝(湘)3-1、38分横江怜(町)3-2、38分ホンダマルコス(町)3-3、39分関新(湘)4-3
前回の対戦では、1点差で破れた湘南。ホーム不敗神話を継続させるためにも負けられない一戦だったが、ジオゴ不在(怪我)が響いてかミスが多く、序盤は町田ペース。
1分、左サイドでのキックインから走り込んできた狩野がシュートパス。そのボールにマルコスが詰めるが惜しくもボールは枠の外へ。さらに、5分には横江が中央の狩野とのワンツー(ピヴォ当て)から強烈なシュートを放つも5試合ぶりに復帰した守護神・阿久津がファインセーブ。その後も、町田は幾度か決定的なシーンを迎えるが阿久津の好セーブで先制点が奪えない。「今日は町田が前回よりプレスをかけてこなかったので早い段階で修正できた」(阿久津)との言葉通り、試合が進むにつれて湘南も徐々に落ち着きを取り戻し、膠着状態となる。
17分、試合は意外なところから動き出す。町田がタイムアウトを要求した後、ボールがタッチを割るとタイムアウトのブザーが鳴る。しかし、最後にボールに触ったのは町田の選手。町田の選手が一瞬ベンチに戻ろうとすると、審判は選手を引き止める。湘南のキックインなのでタイムアウトは認められない。その瞬間、素早くボールをセットした沖村が絶妙なトゥキックで左サイドの豊島にパス。正確にトラップした豊島がそのままゴール前まで持ち込みシュートを放ち、これが湘南の先制点となる。不運といえる形で、先制点を奪われた町田は、その後も悪い流れが続く。24分には、キックインのタイミングがずれた所をカットされると湘南のカウンターとなり、これを沖村に決められ2点目を奪われてしまう。
しかし、この悪い状況を変えたのが、カリスマ・甲斐修侍だった。25分、敵陣第2PK付近でFKを得ると横江からのパスを右サイドで受け、豪快に左足を振り抜く。これが決まり1点差となる。その後、30分にまたしても沖村のキックインをゴール前に走り込んできた荻窪に合わせられ再び2点差となる。だが町田は35分からパワープレーを仕掛けると38分に横江、マルコスと立て続けにゴールを挙げ、試合は振り出しに。
「優勝を目指す以上、常に(勝ち点)3を取りにいく。(パワープレーの時)我々が練習通りにやっている時には、湘南のDFがついてこれていなかった」(町田・バイアーノ監督)という町田は同点後もパワープレーを継続。しかし、残り40秒、湘南陣内でのルーズボールを関がキープするとそのままロングシュート。無人のゴールへと吸い込まれ、湘南にとっては劇的な、町田にとってはまさかの決勝点が決まってしまった。
湘南 沖村リカルド(1得点2アシスト)
「前回は自分のパスミスから決勝点を与えてしまったので、今日は絶対に取り返そうと思った。アシスト(キックイン)は、自分は常にボールが(外に)出た瞬間からパスを狙っていて、周りの選手もうまく動いてくれた。開幕当初はなかなか上手くいかなかったけど、やっとお互いの特徴をわかるようになってきた」
湘南 奥村敬人
「(狩野、横江らのファーストセット)スピードセットを抑えるのが鍵だった。この勝ちは本当に大きい。向こうは相当痛いのではないか。やっぱり、今日みたいにお互いが真っ向からくると、試合が面白くなりますよね」
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