谷上史朗レポート ナニワのゴジラ奮闘記-第83回-

 2006年4月1日より始まったオリックス・バファローズ岡田貴弘選手レポート。本日83回目の更新です(更新が送れまして大変ご迷惑をおかけいたしました)。

 大阪・履正社高校時代、その風貌やスケールの大きな打撃がヤンキース松井秀喜選手を彷彿とさせることから、「ナニワのゴジラ」という異名がついた岡田選手。
 2005年の高校生ドラフトで、オリックスに1巡目で指名されて入団後、主としてファームで経験を積みながら迎えた3年目。ウエスタンリーグ開幕当初は好調なスタートを切ったものの、ここへ来て急失速。1軍定着へ向け、早期復調が待たれます。
 そんな「ナニワのゴジラ」が奮闘する姿を、高校生の頃から岡田選手を取材し続けてきたライター・谷上史朗氏の視線でレポートいたします。今回はどんな内容でしょうか?

        

小瀬浩之の活躍

 早いもので岡田がプロの世界に入って3度目の夏がやってきた。
 気温は上がる一方だが、ゴジラのバットはなかなか上昇気運に乗ってこない。状況は厳しいままだ。
 このところ連日高校野球の取材で出回っていたため、サーパス戦が観戦できないでいるが、残念ながら状況に大きな変化はなさそうだ。

俊足巧打を武器に1軍昇格を果たした小瀬浩之(写真は近畿大時代)

 そんな中、現在のオリックスではサーパスからの昇格組の頑張りが目立っている。
 先日はルーキーの小瀬浩之がお立ち台に立った。濱中治と入れ替わりで15日に1軍初昇格を果たすと即スタメンに抜擢され、4試合連続先発で出場した。19日の日本ハム戦では走者一掃のツーベースを放つなど攻守に活躍したことで、初のヒーローインタビューとなったのだ。
 そんな小瀬を近畿大時代に取材した際、岡田の話をしたことがある。
 というのも、高校時代、55本のホームランを放った岡田の第1号の相手は、小瀬がいた当時の尽誠学園だったからだ。履正社が香川にある尽誠学園のグラウンドに遠征した時に飛び出したもので、打球はライト後方にある高い木のところまで飛んでいった。この一発に尽誠の関係者が「あそこまで飛ばしたのは佐伯(貴弘、現横浜)以来」と言ったという特大弾だ。
 当時、小瀬は3年で岡田は1年。小瀬の中に「岡田貴弘」の名前

ナニワのゴジラ奮闘記
2008/07/22 23:44



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